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オベリン年代記最終章

第四章

我は殆どくずおれそうになりぬ。それは真実なり。真の敵は常に我等の中にいたのだ。が絶望の涙はやがて去りゆくまでの我に残された現在からの唯一の逃げ場なり。

○城内の王座の間、宮廷道化愚者のココ贈り物の包みを持って国王イアンを待つ

愚者のココ: ご機嫌よう御座います、国王陛下

国王イアン: おう、贈り物か

○国王、喜こび曰く

国王イアン: わしにか?

愚者のココ: 御意!

○包みに歩み寄る国王

愚者のココ: ささ、開けてください!

国王イアン: さても贈り物とは愛い物よのう

○包みを開けた瞬間爆発、国王は即死

○嗤う道化師に怒りに身を震わす死人となった国王

愚者のココ: はははははははは!

国王イアン: おのれ!

国王イアン: 何故だ、何故お前が

愚者のココ: もう、馬鹿なことに付き合うのは十分だ

愚者のココ: 魔導師評議会ソオサラアズカウンシルは我が創設したのだ、そして今こそ終りにするのだ

国王イアン: 汝愚か者を信ずる事なかれ、と知るべきであったな

愚者のココ: さらに、指輪は我にあり。

国王イアン: 汝には受け継げんぞ!

愚者のココ: 今や、私が王国を支配出来ぬとしたら、いかなる者にも出来ぬ なんと片腹痛きこと!!!

国王イアン: 汝は真に狂っておるぞ!

愚者のココ: 知っている

○愚者のココ、夥しい頭数の黒龍を召喚

国王イアン: 止めんか!