Oberin での禁止行為と罰則

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※ 以下は Oberin 0.1.7 についての内容です。

禁止行為の定義

人を殺してもおとがめ無し。でも嫌がる人を追いかけ回すと牢屋行き…?

いやいや、罪無き人間を殺すのはもちろん悪い事で、それは Oberin 内でも同じだ。ただ、ゲーム中の殺人は、ゲームの世界でのみ悪い事なのである。ゲームのルールに則って犯した罪は、そのゲーム中で「自然に」裁かれ、罰を受ける。例えば、他のプレイヤーから恐れられたり信用を失い遠ざけられる、など。これを「キャラクターへの罰」としよう。そのような応報を受けるおこないをしたプレイヤー自身には何の問題も無い。盗み、殺し、詐欺。これらの悪事は歓迎はされないだろうけれども、世界に彩りを添える大切な要素だ。

しかし、運営に支障を来したり、他のプレイヤーが参加しにくい状況にしてしまうのは取り返しが付かない事でもあり、よって運営側が禁止し取り締まる対象となっている。その罰則は、「プレイヤーへの罰」である。ここではそんな罰を受ける禁止行為について説明したい。

ちょっと気をつければ、ほとんどの人は意識せずに過ごせるはず。基本的には、Oberin のサービス規約を遵守すればよい。いや必読なんだけど。

罰則の種類

罪が軽い順に列挙。

  1. 注意 / 警告

    これは罰というよりも、ルールの説明みたいなものかもしれない。禁止されたバグ利用行動などを止めるように促す、など。ゲームマスターが出現したら、一旦行動を中断してお話をよく聞こう。なお、このための場所として一時的に牢屋が使われる場合もある。

  2. 牢屋 jail(一定期間後、出獄可能)

    不在マクロや嫌がらせなど、一見してサービス規約に抵触していると判断できる者、ゲームマスターの注意に従わない者のキャラクターは投獄され、しばらくの間拘束される。誤解であれば釈明しよう。服役中は面会可能。

  3. 処刑場 pit(一定期間後、出獄可能)

    累犯や、悪質な違反行為をした者のキャラクターは、Black Dragon のいる檻の中に送られ、処刑される。…と書いてみたものの、私は牢屋と処刑場の使い分けはよく知らない。キャラクターが全荷物を失うという罰を受けるだけこちらの方が重いかと。

  4. 終身刑(永久に釈放されない)

    繰り返し不在マクロを行うなど、反省も改善も見られない者のキャラクターは、ずっと牢屋に入れっぱなしになる。ゲームマスターは禁止行為の監視を行わなければならないので、その手間を増やす手合いを牢から出さないのはまぁ妥当。

  5. キャラクターアカウント剥奪

    そのキャラクターで Oberin にログインできなくなる。

最初は軽微な罰で済んでも、同じようなことを繰り返すと重罰を受ける。当たり前と言えばこの上なく当たり前。

禁止されている行為

他のプレイヤーへの嫌がらせ

他のプレイヤーがゲームを楽しむのを妨げる行動は禁止されている。中傷、付きまとい、進路妨害などがこれにあたる。

だが、これを一度くらいされただけで「すわゲームマスターに報告!こいつを牢屋にブチコメ!」ってのはいただけない。相手はあなたとのゲーム中における敵対関係を作りたいのかもしれないし、悪人を演じているだけかもしれないのだから。まず腹を立てる前にその演技(仮)に乗じてみよう。継続的に嫌がらせを受け、話し合いで解決できない場合のみゲームマスターに報告するとよい。

もし不幸な事に誰かと(演技ではなく本当に)険悪な仲になり、目を合わせれば罵り合いを始めるような事態になってしまったら、たがいに近寄らないのが最善だろう。結果的に双方が傷つくのは、当人以外には明らかだ。

不在マクロによる自動操作

ここでいうマクロとは、主に KeyQuencerQuicKeys などのキーボード/マウス自動操作ユーティリティを用いる事を指す。Oberinクライアントソフトウェアに備わるファンクションキーに操作を割り当てるのもマクロの一種と言える。マクロを使うだけなら禁止されてはいない。

だが、マクロをループ状にするなどして実行し、プレイヤーが不在のままキャラクターを操作し続けるのは禁止されている。そりゃもっともな話で、不在マクロを許してしまえば一部のプレイヤーが労せずして大金と高いスキル値を獲得できて、ゲームバランスと公平性を著しく欠いてしまう事になるだろう。

ゲームマスターがプレイヤーが不在か否かを確認する方法は、あいさつだ。不在マクロを疑われたキャラクターにあいさつをし、即座に反応が無ければ牢屋行きというパターンが多い。もしあなたがディスプレイの前にいたとしても、応えられなければ不在マクロと見なされるので注意が必要。

ゲームマスターの主な仕事が不在マクロの取り締まりっていうのも悲しいもんだけどね。巡回中のゲームマスターを見かけたらねぎらってあげるのが礼儀。

チート

通信内容を改造するなどして、自分のキャラクターの能力を上げたり滅多に手に入らない貴重な武器を得たりする事をチートと言う。禁止されている。おそらく重罪である。

問題は、意図せずともチートの片棒担ぎをしてしまう可能性がある事だ。レアアイテムを大量に無料で配っているなどの場面に出くわしたら、警戒しよう。迷ったならばゲームマスターに問い合わせてもいい。知らないでとばっちり食らうのはつまらない。

バグを利用して利益を得る事

バグを意図的に引き起こす事で利益を得てはいけない。強敵がいとも簡単に倒せる、大金が手に入る、など、の。

しかし、その挙動がバグか予定された仕様なのかは一般プレイヤーには判断できない事もある。その時はゲームマスターが出現して説明してくれるであろう。だが公式にバグだと発表された物についてはその限りではない。

さらに使用が禁止されるだけではなく、このようなバグを発見したベータテスターには報告の義務がある。その際、他のプレイヤーにその内容を教えるのは禁止されている。難しいけど、いちいちゲームマスターに確認を取るのがいいのかな。

禁止されない行為

殺人はごく限られた地域でしかできないし、反撃も受ける。窃盗にいたっては一方的な攻撃を受けるなどの危険を伴う。このようにシステムに組み込まれた行為は禁止されるわけがない。

ロールプレイ(役割演技)は、RPG の醍醐味。もし悪人の演技をしてもそれは本当の悪人ではないわけで、とがめられる事は無い。また、ライバル同士の争いなんて何とも刺激的じゃないか。でも気心が知れない相手にやると嫌がらせと変わらないことになってしまう事もあるので、ほどほどに。

あとはもう自由だ。好きなように Oberin を楽しもう。

oioi 2003年6月8日